他店様などでのユーザーレビューで、時に???な低評価を見かけることがあります。
電子工作関係で多く見かけるのがLEDで、「定格の3.3Vをかけたら、バチッと大きな音がして割れてしまった」と言った感じのレビュー。
もちろん、これはユーザーさんの使い方が間違っているわけで、定格電圧(VF)が3.3V、定格電流(IF)が20mAのLEDでしたら、
×3.3VをそのLEDにかけた時に20mA流れる
〇そのLEDに20mA流した時の電圧降下が3.3V(前後)
なので、バラツキや温度でもって、3.3Vをかけてしまったら20mA以上流れてしまう(つまり定格オーバー)となってしまう事は、よくあるパターン。ついでにLEDの発熱それ自体でLEDの温度が上がるとLEDのVFは下がって益々電流が多く流れ、電流を制限していなければ暴走→破壊となってしまいます。
が、電圧でLEDの明るさを制御すると思い込んでいる方は多いらしくて、ご丁寧に可変電圧電源を持ち出してLEDを「評価」して、☆一つ評価・・・店側はたまらないでしょうね。
せっかくネットで沢山の情報に容易に触れられるようになったのに、他の素子でもそうなのですが、壊れたり動かなかったりしたときに、自身の方法に間違いがなかったか?を振り返って見てほしいなと思うことが多い状況は20年前から変わらないのが、ちょっと残念です。
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