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ECWのお~まい、があ~!!

エレ工房さくらい店主のお馬鹿な日々をつづったエッセイ?です。 「エレ工房さくらい」へは→http://ecwkit.nomaki.jp/ までお越しくださいね!
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テスター

電子工作を始めたら、買っておきたい必須アイテムの一つがテスターですね。
私が工作を始めた頃はまだアナログの時代で、お小遣いをためて買いたい部品もかわずに5000円位のアナログテスターをを買った記憶があります。
今はほとんどがデジタルで、値段も秋葉原などでは1000円でお釣が来たりしますね。
測定道具としては安い部類のものでも、通販だと何かと問題になりかねないので、私のところではず~と扱っていませんが、それでもたまに「どんなものを買えばよいか?」のお問い合わせがあります。
私的には、もしテスター買うの初めてで、ちょっと良い(1万円弱ぐらい)ものを買うくらいの予算があるのでしたら、少しグレードを落として2台買うのがお勧めです。その2台も同じものではなくて、片方は品質に問題が無い限り安い物、もう一台は予算の許す限り良いもの。そうすれば、電圧電流をつなぎかえることなく同時にチェックできますし、例えば電源回路の入出力も同時に確認できます。で、始めは使い方にも慣れていないでしょうから、安いほうを専ら使うようにします。何はなくても、とにかく計ってみるようにしてみます。慣れる過程で壊してしまうのは良くある話しですから、安いものの方がダメージは少ないですし、壊れないまでも電流測定でヒューズを飛ばすこともある事ですから、そんな時にも安いもののほうが気兼ねなく交換作業ができます。
安い方はとりあえず電圧電流抵抗値が測定できればOKで、もう一つの方はトランジスタのhFEかコンデンサの容量が測れれば、電子部品イジリのときにとても便利に使えると思います。
予算がなければ、1台だけで済ませる事となりますが、同じ値段でもいろいろなタイプがありますので、先々何をチェックしたいのか考えないと、結局もう一台買う事となってしまいます。例えば、ポケットテスターは小型で便利ですが、大電流測定はできないものが多いので、数百mA以上の電流を計りたくなると不便です。
そうそう、デジタルテスターは何桁もの数字で直接値が表示されるためか、それが「真の値」と思い込む人がまま見られるのですが、テスター自体誤差が結構ありますし、測定対象に影響してそれが誤差となる事も多々あります。抵抗値などは対象に書かれている値自体が数%~10%位の誤差の中心値だと言う事も把握しておかないと、とんだハジをかく事もありえます。実際何回か「お前のところで20kΩの炭素皮膜抵抗を買ったが、テスターで計ったら19.8kΩだった。不良だ!」なんていうクレームをいただいた事があります。
そう言えば何年か前、秋葉原の某有名部品店で、売り場に居座ってポケットテスターで炭素皮膜抵抗を選別しているオッチャンを見たっけ。




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