忍者ブログ

ECWのお~まい、があ~!!

エレ工房さくらい店主のお馬鹿な日々をつづったエッセイ?です。 「エレ工房さくらい」へは→http://ecwkit.nomaki.jp/ までお越しくださいね!
MENU

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

周波数カウンタの校正ごっこ

先日組み立てた、10ン年前に買った秋月周波数カウンタキット。クロックは高精度な発振器に変更しようと思っていたのですが、それではあまりに芸が無いので、何とか費用をかけずに校正(らしき事)ができないか?考えてみました。
費用が潤沢にあればルビジウムやらセシウムやらの基準発振器を買ってきてそれに合わせれば良いのでしょうけれど、数千円のキットのためにそんな事をするのも馬鹿げているような気もします。(もちろんそこまでして「正しい」を追い求める事は、とても「正しい」ことなのですが)
アナログTVの時代ならば、TVの信号の中から正確な周波数を拾い出す方法(秋月キットにもあった)もありましたし、今ならばGPSからの信号が使えるようで、そのような方法も検索すれば幾つもヒットします。ただ、やはりカウンタキットの値段の数倍の費用が掛かりそうです。
他に、身近に誰でも使えて、ある程度正確な周波数源は無いかと考えてみて、結局行き着いたのがAMラジオ。
といってもスーパーヘテロダインの局発とかを使うのではなくて、バーアンテナ&バリコンで同調した放送局の電波をカウンタで直接表示できるようにして、その放送局の周波数が正しく表示されるようにカウンタの発振回路のトリマを調整する方法。たしか中波AM放送の法規上の周波数偏差は±10HZだったので、(んで、実際にはもっと正確に会わせられているはずですし)数千円のキットカウンタの校正(ごっこ)ならばオンの字でしょう。
そしてブレッドボードで組み立てたのが、NHKの電波から594kHz(関東の場合です、他の地域では異なります、念のため)のC-MOSレベル信号を取り出そうぜ回路。と言っても簡単で、NHKに同調させたLCの電圧を2SK241で増幅して、さらに74HCU04のゲート2つを、IN-OUT間に抵抗をつけた「アナログ増幅」として使って振幅を電源(3V)レベルまで上げて、も一つゲートを通して方形波に成形して、カウンタに接続といった感じです。AM変調された分はガンガン増幅して飽和させてしまい、搬送波の分だけにしてしまう訳です。
組み立ててカウンタに接続すると、いい加減に作ったのでたまにノイズを拾って表示が乱れる事もありますが、概ね良い感じで594kHz付近を表示しています。しばらく動作させた後、カウンタのトリマを調整して、594.0005kHz±15Hzの中に表示はほぼ納まるようになりました。(ほぼ→たま~にノイズを拾うのか、数10Hz表示が飛ぶ事もあります)
トリマコンデンサの調整では、私が不器用なのかどうしても中心を594.0000ピッタリにする事はできませんでしたが、この程度のズレは温度とかが変化すればブッ飛んでしまうでしょうし、まあ良しとします。
これで本当に校正(らしき事)ができたのか?は怪しいものですが、目的に対して「何かしら利用できそうなものは無いか?」と考えてみるのは楽しいものです。




PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

× CLOSE

プロフィール

HN:
さくらい
性別:
非公開

P R

× CLOSE

Copyright © ECWのお~まい、があ~!! : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]