大人のオモチャ箱(って何だか良からぬ響きだな・・・)の中から、15年前に秋月さんで購入したまま作っていなかった周波数カウンタのキットが出てきました。本体とプリスケーラの併用でmax4.5GHzまで測れるというキットです。
一昔以上も前のものだから、LCDとかダメになっていないかな?と少し心配しつつ、組み立ててみると・・・動かない。LCDにはちゃんと表示は出るのですが、周波数をカウントしていない。慌てずに、(でも内心少し焦りつつ)工作を見直すと、ジャンパを一箇所忘れていて、さらにFET1個が逆挿しになっていました。これでは動きませんね。
気を取り直して、も一度動作させると、今度はちゃんと動きました。オシロのプローブ校正用信号をカウントししてみると、ちゃんと1kHzで表示されます。
んで、今度はプリスケーラ。こちらはSOPなICとチップ部品、リード付き部品の混在で、リード付き部品が入っていたところも基板パターン上問題ない所はチップ部品に変更して組み立て。バラックでの確認だからと基板のシールドもしていなければ、入出力も同軸ケーブルを使わなかったので(短いビニール被覆線のツイストで済ませてしまいました)、入力に何も接続しないと怪しい周波数が表示されてしまいますが、先日販売を始めたFMワイヤレスマイクの出力トランジスタC-Eにつなげば、ちゃんと90MHz付近を表示しますので、動作に問題は無さそうです。
ちなみにプリスケーラに使用しているICのスペック上は500MHz位が下限のようですが、信号レベルが高ければFM帯でも何とか拾ってくれるようです。ためしにワイヤレスマイクのアンテナ部分(出力トランジスタから5pFを通っただけ)にも接続してみたのですが、ここでは信号を拾えませんでした。
この後は、ヒマを見てケースに入れて仕上げるつもりなのですが、どうせなので
・電源はケース内蔵NiMHと外付けACアダプタに
・LCDはバックライト無しをバックライト付きに変更
・↑で消費電流も少し増えるので、レギュレータIC変更
・クロックを高精度化(と言っても水晶発振子を高精度モジュールに変更するだけ)
といった変更もする予定。
あと、カウンタ本体の対応周波数(max2MHz/18MHz)とプリスケーラ併用時のそれ(0.5~3GHz)の間が開きすぎているので、1/10か1/100のプリスケーラも用意したいな。
今年中に完成すればよいか?位の気持ちで、のんびりと組み立ててみる予定です。
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