秋月さんのサイトを眺めていたら、NJU72501という面白いICを搭載したユニットを見つけました。(何を今さらと言われそうですが)
詳しくは秋月さんのサイトで確認していただくとして、大雑把に言えばこのユニット、3Vの電源電圧を2倍3倍にする回路を搭載していて、圧電サウンダ用の音源信号を入力すると、最大で6倍の大きな音量で鳴らせる、とそんな感じです。ならば別にこんなヤヤコシイコトしなくても、と思われるかもしれませんね。確かにインダクタを使えば、低い電源電圧から大きな音で圧電サウンダを鳴らす回路は作れます。
が、このICでは簡単な変更で、例えばジャンパの切換で、1倍、2倍、3倍、4倍、6倍と音の大きさを切り替えることができます。なんか面白そう・・・音質がそこそこよければ、もしかすると低消費電流で圧電スピーカーをそこそこの音量で鳴らせるラジオもできるかな?などと夢想して、購入してみました。
んで、ブレッドボード上で2和音仕様ちょっとだけ音良いメロディーICのUM88T-19Lを接続して鳴らしてみました・・・ ・・・ ・・・ が・・・ ・・・ ・・・ 音が・・・ 音が・・・ 酷い。潰されたと言うか歪まくったというか、ああこのICは、圧電サウンダで効率良く大きな音を出すためのICなんだな、と強制的に再認識されられた音色でした。この時点でラジオへの応用はNG。メロディーもちょっと音が良いのを求める無いほうが無難。
下がりまくったテンションを何とか戻して、ならばビープ音チックな音色の定番メロディーIC UM66T-19Lで試してみると、こちらは良い感じ。NJU72501なしの音をそのまま大きくしたようで、元気に鳴り響きます。
だったらと電子サイレンのM3033で試すと・・・これはベストの組み合わせかもしれないと思うほど、良い感じでサイレンが鳴り響きます。
最後にチャイムのM8031-2Sを試してみたのですが・・・ ・・・ ・・・ こちらはUM88T-19Lと同様ダメダメでした。
値段が300円とちょっと高めなのが気になりますが、サイレンICと組み合わせると、低消費電力でそこそこ大きな音が出て、模型への搭載等面白そうです。
1月からはキットは廃止してしまいますが、その分「部品セット」とも少し力を抜いた形で商品企画ができますので、他社さんのこんなユニットも取り入れてしまうのも良いかな?と考えている今日この頃です。
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