ユニバーサル基板での配線作業に欠かせないのはスズメッキ線。0.4mm位の細いものならともかく、大きな電流を流す部分などで太目の線を使うと、意外と工作しにくく感じるものです。
配線材も何種類もそろえると結構たいへんです。
私の場合、良く使う手が、より線にしてしまうという方法。
0.4mmの径の線を必要に応じて2~4本位、ハンドドリルのチャックに噛ませてより合わせたものを大目の電流が流れる部分の配線には使います。(それ以上太い線が必要な場合には、ACコードなどの芯線を使います)
流せる電流は、細かいことを言わなければ、2本並列にすれば倍、4本ならば4倍となります。
おおよそですが、2本よりならば0.6mm、4本ならば0.8mm相当。で単線よりも曲げやすいので、配線も楽です。
と書いていて思い出すのは、会社員時代、バリバリの技術系部署なのに、2本寄り合わせれば倍の径の線に相当するだけ電流を流せると信じていた人がいたこと。念のため付け加えますが、表皮効果とかそういったヤヤコシイ要素なしの話です。径が倍ならば断面積は四倍になるんですけれど。
自分もウッカリすると、そんな単純な間違いを正しいと思い込んでいるかもしれませんので、笑えた話ではありません。
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